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ラブテリが考えるプレコンセプションケアとは、

 

“将来のあらゆる選択肢を守れるカラダづくり”を助けることです

プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考慮し、女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合う取り組みを指します。「プレ(Pre)」は「前」を、「コンセプション(conception)」は「受胎」を意味し、妊娠前からの健康管理を意味しています。2015年に国立生育医療センターに「プレコンセプションケアセンター」が解説されました。

 

ラブテリは、創設時の2009年より低出生体重児や不妊症を予防することを目的として立ち上がっており、2011〜2016,2023~2025にミスコンのサポートを通じた痩せの健康問題調査、妊娠への影響(卵巣年齢共同研究を順天堂大学と実施)を研究し続け、当事者の女性に響く啓蒙についても検証を重ねています。

2014年からは働く女性の健康課題にフォーカスし、忙しく働く女性が運動・睡眠・栄養不足の三重苦に陥っており、痩せ・鉄欠乏性貧血・低骨密度が増長されることを研究で明らかにしてきました。


<プレコンセプションケアを叶える取り組みとして女性のための保健室>

プレコンセプションケアを必要とする世代の女性たちは、健康診断で血液検査の機会がなかったり、健診を受けても“女性の健康”という視点でのアドバイスをもらえる機会はほとんどないため、「測って・知って・学ぶ」をコンセプトとした女性のための保健室を10年以上12都道府県で展開しています。ラブテリが手がけるクリニック(調布クリニック)の院長である母性内科医アドバイスのもと、妊娠中の疾患である妊娠高血圧や産後うつリスクになる鉄欠乏、月経・排卵異常につながるBMI・体脂肪がわかる体組成測定などを測り(非侵襲)、その場で保健室公認カウンセラーが正常数値や対策(食事・運動・睡眠)をアドバイスする取り組みをしています。

<保健室で測ってフィードバックする項目とその意義>

  • 体組成チェック‥月経・排卵異常に影響する体脂肪・BMIと女性ホルモンの維持に影響する除脂肪体重(LBM)を調べてベストスコア体型を目指します。

  • 貧血チェック‥女性の5人にひとりが該当する鉄欠乏性貧血と、生理がある女性の7〜8割が鉄欠乏といわれており、不妊や流産、低出生体重児、産後うつのリスクを高めることから妊娠前チェックと改善を推奨しています。

  • 血圧チェック‥妊娠中の母子の命にも関わる妊娠高血症は妊娠前から高血圧なことがあるため、妊娠前チェックと改善を推奨しています。

  • 骨密度測定‥近年、高齢出産や痩せ女性の増加に伴い、産後低骨密度や産後骨粗しょう症が増加しており、ラブテリの研究では20〜40代の妊娠適齢期の約2割が低骨密度であることがわかりました。妊娠前チェックと改善を推奨しています。

<高い意識変容率と行動変容率>

東京で開催した保健室では、968名の参加者の98%が「また参加したい」、97%が「意識が変化した(あるいはし始めた)」と回答しています。また、介入研究を実施した365名は「朝ごはんの摂取率アップ」「痩せ群において体重増加」「食事の内容において野菜やたんぱく質の摂取量が増え、菓子類・アルコール類・ラーメンなどが減る」という変化が起きました。

 

高い満足度と行動変容率の秘訣は、確かなエビデンスを当事者にわかりやすくオシャレに伝えるための数々の教材・配布物と、ラブテリ独自の女性健康教育の講座を受講したコメディカルたち(管理栄養士/薬剤師/看護師など)による測定後すぐに受けられる個別・集団アドバイスです。

さらに、保健室独自のプレコンセプションケアのための行動変容目標として下記「6つの健康美週間メソッド」を開発し、実施率と効果を検証しています(ラブテリの保健室イベントは参加者のデータを解析して学会・論文発表するため、同意を得て妊娠適齢期の女性7,000名のフィジカル・メンタル・月経・不定愁訴・食生活・運動・睡眠などのデータを累積し、女性が健康であれる社会づくりを目指して必要なソリューション開発に活かしています)。

 

・朝ごはんを食べる

・朝ごはんにたんぱく質を食べる

・おやつに栄養のあるものを食べる

・1日8,000歩歩く(あるいは早歩きで3,000歩か階段昇降)

・1日6時間眠る

・カフェインを控える

※朝ごはん及び朝ごはんのたんぱく質には体内時計をリセットする働きがあり、体内時計が乱れたマウスはオス、メスともに不妊になりやすいことがわかっています。

 

保健室イベント実施後に健康美習慣の定着をうながす手段として、行動目標や各種コラム、1ヶ月間の実施をセルフチェックできる「オリジナル保健室手帖」を配布しました。手帖の効果を検証した結果、メソッドの実施率は9割(いずれかの実施率)、保健室イベント後3ヶ月後の継続率も9割でした。

<ラブテリ保健室の強み>

参加者の高い満足度と行動変容を誇るラブテリ保健室の強みは、参加者のデータを解析し、課題(不定愁訴や生理痛・PMSの原因)を解明することと、その対策を10種を超える専門家と協議することで編み出しています。また、わかりやすくオシャレなツールに落とし込んで伝えることができる<研究><専門性><デザイン性>がオンリー1である理由です。

企業内で女性社員を対象に行う「企業保健室」では、女性社員のデータをまとめて解析し、生活習慣・月経課題・健康課題とそれらに基づく損失額や疾患予測などをレポートにし、経営層にフィードバックすること、対策となる講座などを提供することで健康経営をサポートしています。

<男性経営層・管理職の意識変容を促す取り組み>

10年に渡るプレコンセプションケアの取り組みの中で多くの女性から「男性や上司にも理解して欲しい」という声が寄せられました。そこで、2025年3月の国際女性デーでは、男性経営層・管理職を対象にピリオノイド(生理痛VR体験装置)※を用いた「生理痛疑似体験+京都保健室」イベントを一般社団法人Miss SAKEと共催しました。京都の行政と京都を代表する企業・団体19団体が参加し、男性経営層と管理職70名ほどにご参加いただきました。

会場提供:京都QUESTION(京都信用金庫)

 

生理痛を疑似体験しながら「いつもこんなに痛いの?」「仕事中どうしているの?」という質問にMiss SAKEのファイナリストたちが自身の生理痛体験を語り、在宅ワークの重要性、鎮痛剤の常備などのアイデアが共有され、理解と共感の輪が広がる素晴らしい機会となりました。

提供:株式会社リンケージ

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