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2025年3月24日

日本航空健康保険組合と女性社員の健康課題解決に取り組みます

日本航空健康保険組合と共創し、女性社員の健康課題解決に向けた新たな取り組みを開始

一般社団法人ラブテリ(代表理事 細川モモ:東京中央区日本橋)は、15年かけて女性の健康とプレコンセプションケア※を研究・実践してきた知見を元に、この度日本航空健康保険組合(以下、JAL健保)と共創し、女性社員のウェルネス向上を目指したプロジェクトを開始しました。

JALグループではこれまでも女性社員に向け、ウェルネスに関連する各種セミナーの実施、健診の拡大などに意欲的に取り組んできました。その取り組みをさらに拡大するため、一般社団法人ラブテリはJAL健保と共創してまいります。


JAL健保との共創による新たな挑戦

プロジェクト初年度の取り組みとして、2024年6月、大阪地区の1事業所勤務の女性従業員を対象に、年代別の健康セミナーを実施しました。また事前準備として、職場内に体組成計、骨密度計、簡易貧血チェック機器を設置し測定を実施しました。測定データを基にしたセミナーでは健康状態の現状とその改善策について詳しく解説し、社内でも高い関心が寄せられました。

(写真左から、体組成計、骨密度計、簡易貧血チェック機器による測定。※写真はイメージです。)



(測定結果を元にした健康セミナー。自身の測定結果を見ながらセミナーを受講するため、より自分事として学ぶことができます。)


測定結果を報告書にまとめ、現状を可視化

また、本測定結果については集計および解析を行い、報告書として取りまとめ、JAL健保へ提示いたしました。女性従業員の現状を数値に基づき可視化することで、現状の的確な把握が可能となり、次年度以降に向けた具体的な施策の必要性を明確にすることができました。

(報告書の一部)


女性の健康支援の意義

ヘモグロビン値や骨密度、筋肉量は、鉄分やカルシウム、たんぱく質などの栄養状態を示すものであり、女性の栄養状態や健康維持に関して重要な指標です。これらは痩せ過ぎによる栄養不足などで低下しやすい特徴があり、一度基準値を下回ると改善が困難です。早期発見・早期啓蒙が望ましいですが、とくに閉経前の女性がこうした項目を測る機会はほぼ無いに等しい状況です。

またこれらの項目は妊娠・出産・授乳において強い負荷を受け、産後骨粗しょう症や産後うつの発症リスクを高めることが明らかになっているため、妊娠前の介入が重要視されています。女性社員の生涯の健康を実現するために、大変意義のある取り組みが実現できました。


今後の展望

今回の測定結果およびアンケートデータをもとに、JAL健保と協議を重ね、女性社員が心身の健康を保ちながら、安心して長期的に活躍できる職場環境の整備に向けた取り組みを支援してまいります。今後も当社は女性の健康課題解決に向けた実践や支援を継続し、それぞれの課題に応じた最適なサポートを通じて、持続可能な職場づくりに貢献してまいります。


※プレコンセプションケア:妊娠を考える前からの健康管理の重要性を説く概念


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